命題5
立方数にある数を掛けて立方数を作るならば、その掛けられた数もまた立方数である。
立方数Aにある数Bを掛けて立方数Cを作るとする。
Bが立方数であることをいう。
AにAを掛けてDを作る。Dは立方数である。proposition\.3
さて、AにAを掛けてDを作り、Bを掛けてCを作るから、それゆえにAはBに対し同じようにDはCに対する。propositionZ.17
そしてDとCは立方数であるから、それゆえにそれらは相似な立体数である。それゆえにDとCの間に2つの比例中項がある。そしてDはCに対し同じようにAはBに対し、それゆえにAとBの間にも2つの比例中項がある。proposition[.19、proposition[.8
そしてAは立方数であり、それゆえにBもまた立方数である。proposition[.23
それゆえに、立方数にある数を掛けて立方数を作るならば、その掛けられた数もまた立方数である。
証明終了